スタンダード(2005/11):Crystal Moonstone

投稿者:nobody 投稿日時:2006年01月07日 20:44
作者:geni
概要:
白黒のコントロール。
青が入っていないコントロールとしては、非常に受動的な構成にした。


解説:
このデッキにも数多くのシナジーが用意されている。
最も分かりやすいのは、ライフゲインカードと《ファイレクシアの闘技場》のそれだろう。
この組み合わせは、それだけでコンボと言っても良い。

良いコンボの条件は、

 1.効果が大きい
 2.軽い
 3.コンボが成立しなくても、単体でも効果がある

この三つが基本。
《ファイレクシアの闘技場》とライフゲインカードの場合、

1について、直接勝利に結びつくものではないものの、
非常に分かりやすいハンドアドバンテージを、直接的に、大量に与えてくれるため、充分及第点である。

2については、《ファイレクシアの闘技場》は3マナ、ライフゲインカードは、メインとなる《安らぎ》は2マナ、
それ以外に0マナが1枚、1マナが2枚で、これも『非常に良好』という判を押す事が出来る。

そして、特筆すべきが3である。
《ファイレクシアの闘技場》はそれだけでパーミッションを、
ライフゲインはそれだけでビートダウンを、
それぞれ強力に対策してくれているのである。

強力で、軽く、汎用性のあるコンボ。
それを取り囲むように、強力なドラゴン・レジェンドや、他のシナジーが存在している。

もう一つ、書いておく事がある。
《天羅至の掌握》がメインに採用されている理由だ。
自分の《ファイレクシアの闘技場》を壊す、というのは誰もが想像出来る事だろう。
しかし、このデッキはライフゲインカードに溢れているので、その可能性は低いと思うかもしれない。
ここで考えるべき事は、《ファイレクシアの闘技場》を壊すのは、ライフが足りなくなった時だけでは無い、という事である。
そのもう一つの状況は、ドローをしたくない時―はっきり言えば、自らカードを引く事を放棄したい時だ。

ライブラリーである。

ラヴニカには『ディミーア家』が存在している。
その事によって、本来の使われ方と、ライフが足りない際の《ファイレクシアの闘技場》の破壊、という事のみを考えればよい環境に比べ、ほんのわずかに《天羅至の掌握》の有用性が高まっているのである。


デッキ名の由来:
Crystalは色の暗示ではなく、複雑なシナジーのビジョンを光の乱反射に例えたもの。

Moonstone(ムーンストーン(月長石))は、惣闇に映える月の姿を持った宝石である。

マナカーブ

マナコスト枚数
00
12
24
39
413
53
65
70
80
90
100

マナ・シンボル

シンボルの数
白マナ30
青マナ0
黒マナ27
赤マナ0
緑マナ0

カードタイプ別枚数

呪文 14 23.3% インスタント 3 5.0%
ソーサリー 11 18.3%
パーマネント 46 76.7% 土地 24 40.0% 基本土地 16 26.7%
基本でない土地 8 13.3%
土地でないパーマネント 22 36.7% クリーチャー 8 13.3%
アーティファクト 0 0.0%
エンチャント 14 23.3%
プレインズウォーカー 0 0.0%
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