エクステンデッド(2005/11):No Stick

投稿者:nobody 投稿日時:2005年12月15日 12:53
作者:geni
2005/10以前に愛用していたもので、現在のフォーマットに適応させてある。
さて、このレシピのメインボードで、一つ珍しい所があるが、分かるだろうか?
それは文の最後で述べる事にしよう。

このデッキで何よりも特筆すべきは、サイドボードの構成である。
全て1枚差しであり、しかも《狡猾な願い》からのシルバーバレットが有効なものばかりである。
つまり、それだけ1戦目が他のデッキよりも有利に戦えるという事であり、理論上は2戦目、3戦目のどちらか片方を勝てば良い、という事になる。
それを狙った戦略だということが一つ。
もう一つこの構成には理由がある。
《クローサ流再利用》である。
このカードは墓地利用全盛の現在、非常に優れたコントロールカードでありながら、多くのドローカードを使い、しかも長引きやすいこのデッキをライブラリーの制約から完全に開放してくれる優秀なサポートカードでもあるのだ。
しかしながら、従来のサイドボードの構成ではどうしても必要不可欠なカードでスロットが塞がれてしまう。そのため、2戦目のカード入れ替えを放棄し、こういった構成になっている。

最後に、矛盾するようだが、実はこのデッキ、現在のメタに合わせて作られていない。
それが始めに挙げたメインボードの構成である。
《火+氷》《稲妻のらせん》の優劣は非常に難しいが、このデッキではその両方が採用されているのである。
つまりそれだけクリーチャーコントロールに特化出来る訳であり、反面コントロールデッキに対して弱みを作る事にもなるのだ。
『サイカトグ』等と戦う事を前提とする場合には、その辺りを別のスペルに入れ替えるべきだろう。
但し先のサイドボードの戦術はそのようなデッキに対しても非常に有効なので、是非参考にして欲しい。

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