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砂の流れは止め処なく……
投稿者:
あやめ
投稿日時:
2004年11月10日 09:44
作者:あやめ
デッキの動きの説明をさせて頂きます。
基本コンセプトは、神河物語参入後新たに追加されたドロー手段
《師範の占い独楽》
を活用し、
《時間ふるい》
で相手のターンを奪い尽くす、というものです。念のためにと
《洞察力》
も採用しております。デッキのタイプとしては、コンボデッキと考えて頂いてもほぼ差し支えないと思います。
通常の
《歯と爪》
デッキと同様に、ウルザ地形を揃えるための
《森の占術》
《刈り取りと種まき》
、加えて
《知識の渇望》
などのドロー手段も搭載されています。
《時間ふるい》
は、うまくいけば半永久的に相手のターンは訪れない、と必勝パターンにハマるわけですが、世の中そうはうまくいきません。
《桜族の長老》
《森の占術》
など、デッキをシャッフルする手段は多数搭載されているものの、やはりどうしようもないときは訪れます。
《師範の占い独楽》
で3枚めくろうとも、それらは全て土地ばかり……。あるいは、相手のめくったカードには
《ダークスティールの巨像》
(11マナ)の巨大な風体が描かれているかもしれません。
《時間ふるい》
は必ずしも自分の追加ターンばかりを与えてはくれないのです。下手をすれば、こちらのターンがやってこないことさえあり得るのです。
しかし、デッキ内に
《時間ふるい》
を破壊してしまうようなカードは
《忘却石》
をおいて他にありません。それを展開してしまったが最後、対戦相手がそれに脅威を感じない限りは破壊もされず、半永久的に場に居座り続けます。運が悪ければ、
《時間ふるい》
の恩恵は常に相手のものになってしまうかもしれないのです。
では、どうするか。もちろん考えがあります。
そのときのために
《精神隷属器》
が投入されているのです。
《精神隷属器》
が
《時間ふるい》
によって現れれば、6マナとほぼ確実にこちらの追加ターンを約束してくれます。また万が一にもこちらが
《時間ふるい》
によって追加ターンを得られなくとも、一度までなら
《精神隷属器》
が相手のターンを奪い、その失敗をなかったこと以上の恩恵に変えてくれるのです。
こうして相手のターンはなくなり、あとは煮るなり焼くなりこちらの自由です。
肝心の勝ち手段ですが、永遠にターンが回ってこないのなら、こちらが負けるはずもありません。勝ち手段など
《真面目な身代わり》
《桜族の長老》
が攻撃を続ければ良いだけの話なのです。
しかし、危機というものは訪れます。
《時間ふるい》
はライブラリのトップをゲームから取り除きます。序盤の猛攻を防ぐため
《桜族の長老》
をチャンプブロッカーにと変え、ターンを維持する目的で、4マナとそれなりのマナコストを持つ
《真面目な身代わり》
を
《時間ふるい》
で利用してしまい、と次々にクリーチャーを失ってしまえば、相手のライフが尽きる前にこちらのライブラリが枯渇してしまうかもしれません。せっかく完全勝利のパターンに誘い込んだのですから、これはうまくありません。
全てのドローは
《師範の占い独楽》
で確認されています。
《時間ふるい》
が場にあり、こちらの必勝パターンに持ち込むにはそれが前提なのですから。それなら勝ち手段はたった1枚でも問題ありません。3枚めくった中にたった1枚、ゲームを終わらせるカードがあれば勝利できるのです。とのことで採用されたのが、巷の
《歯と爪》
デッキでも時折見かける
《火の玉》
です。多くの場合、確実に
《火の玉》
は20点以上のダメージで相手を焼き尽くすことでしょう。打消しが怖ければ、それまでに一度
《精神隷属器》
を相手に叩きつけてやればよいのです。
1枚投入の
《先祖の院、翁神社》
は、
《歯と爪》
デッキの
《隔離するタイタン》
対策ですが、期待するほどの効果はありません。しかし、伝説の土地である以上
《歯と爪》
の緑マナ妨害、また
《死者の嘆き、崩老卑》
対策を少々と、
《森》
よりは強力であると考え、採用してあります。
サイドボードについては、
《歯と爪》
デッキのウルザトロン対策にそのまま影響される恐れがあるため、
《卑下》
《刈り取りと種まき》
《世界のるつぼ》
を中心に、土地破壊関係を主に意識した構成をとっています。相性的にはやはり
《死の雲》
デッキ、また手札破壊などが厳しいです。
親和対策が
《ヴィリジアンのシャーマン》
しかありませんが、
《酸化》
だと基本的な
《時間ふるい》
の動きに支障をきたす可能性があるため、採用を見送りました。
《時間ふるい》
でロックすれば勝てるはずなので、
《忘却石》
と
《ヴィリジアンのシャーマン》
、また序盤防御の
《桜族の長老》
などで努力します。構成によっては
《卑下》
の投入も検討します。
《猛火》
については
《頭蓋の摘出》
及び手札破壊対策に
《火の玉》
に変わる勝ち手段として投入されています。
《火の玉》
の利点をあまり利用しないため、代わりとしては十分役に立ちます。
いかがだったでしょうか? 回してみると面白いデッキですので(自分だけ(笑))、機会があればお試しされてみてはいかがでしょうか?
※都道府県選手権に参加したデッキです。私的に見切りがついたため、今後改良の予定はありません。
お忙しい中ご覧下さり、有難うございましたm(__)m
奇妙なコンボデッキ
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デッキ構成分析
価格分析
類似デッキ
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類似デッキ
デッキ名
類似度
1
13位 あなん かずよし 「みはらとろん」
0.9432
差分
2
トロン
0.9382
差分
3
G UrzaTron(Casual)
0.9327
差分
4
ウルザトロン
0.9292
差分
5
ウルザトロン
0.9276
差分
6
ウルザトロン
0.9268
差分
7
緑トロン
0.9254
差分
8
ウルザトロン
0.9211
差分
9
Seek改
0.9201
差分
10
緑白トロン
0.9182
差分
11
緑単トロン
0.9174
差分
12
無題デッキ
0.9166
差分
13
緑ウルザトロン
0.9160
差分
14
14位 さかもと たくろう 「トロン」
0.9155
差分
15
稲妻ウルザトロン
0.9153
差分
16
緑単ウルザトロン
0.9153
差分
類似度が1.0に近いほど、よく似たデッキであることを示します。
なお、体感としては類似度が0.9を超えるとかなりよく一致しており、0.8程度だとあまり一致していないように感じるものが出てくるようです。
また機能やデッキ採用傾向が似たカードを入れ替えても「似ている」と見なされるため、必ずしも類似度が高い=共通カードが多いということにはなりません。
MFハッシュ :
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デッキの動きの説明をさせて頂きます。
基本コンセプトは、神河物語参入後新たに追加されたドロー手段《師範の占い独楽》を活用し、《時間ふるい》で相手のターンを奪い尽くす、というものです。念のためにと《洞察力》も採用しております。デッキのタイプとしては、コンボデッキと考えて頂いてもほぼ差し支えないと思います。
通常の《歯と爪》デッキと同様に、ウルザ地形を揃えるための《森の占術》《刈り取りと種まき》、加えて《知識の渇望》などのドロー手段も搭載されています。
《時間ふるい》は、うまくいけば半永久的に相手のターンは訪れない、と必勝パターンにハマるわけですが、世の中そうはうまくいきません。
《桜族の長老》《森の占術》など、デッキをシャッフルする手段は多数搭載されているものの、やはりどうしようもないときは訪れます。《師範の占い独楽》で3枚めくろうとも、それらは全て土地ばかり……。あるいは、相手のめくったカードには《ダークスティールの巨像》(11マナ)の巨大な風体が描かれているかもしれません。《時間ふるい》は必ずしも自分の追加ターンばかりを与えてはくれないのです。下手をすれば、こちらのターンがやってこないことさえあり得るのです。
しかし、デッキ内に《時間ふるい》を破壊してしまうようなカードは《忘却石》をおいて他にありません。それを展開してしまったが最後、対戦相手がそれに脅威を感じない限りは破壊もされず、半永久的に場に居座り続けます。運が悪ければ、《時間ふるい》の恩恵は常に相手のものになってしまうかもしれないのです。
では、どうするか。もちろん考えがあります。
そのときのために《精神隷属器》が投入されているのです。《精神隷属器》が《時間ふるい》によって現れれば、6マナとほぼ確実にこちらの追加ターンを約束してくれます。また万が一にもこちらが《時間ふるい》によって追加ターンを得られなくとも、一度までなら《精神隷属器》が相手のターンを奪い、その失敗をなかったこと以上の恩恵に変えてくれるのです。
こうして相手のターンはなくなり、あとは煮るなり焼くなりこちらの自由です。
肝心の勝ち手段ですが、永遠にターンが回ってこないのなら、こちらが負けるはずもありません。勝ち手段など《真面目な身代わり》《桜族の長老》が攻撃を続ければ良いだけの話なのです。
しかし、危機というものは訪れます。
《時間ふるい》はライブラリのトップをゲームから取り除きます。序盤の猛攻を防ぐため《桜族の長老》をチャンプブロッカーにと変え、ターンを維持する目的で、4マナとそれなりのマナコストを持つ《真面目な身代わり》を《時間ふるい》で利用してしまい、と次々にクリーチャーを失ってしまえば、相手のライフが尽きる前にこちらのライブラリが枯渇してしまうかもしれません。せっかく完全勝利のパターンに誘い込んだのですから、これはうまくありません。
全てのドローは《師範の占い独楽》で確認されています。《時間ふるい》が場にあり、こちらの必勝パターンに持ち込むにはそれが前提なのですから。それなら勝ち手段はたった1枚でも問題ありません。3枚めくった中にたった1枚、ゲームを終わらせるカードがあれば勝利できるのです。とのことで採用されたのが、巷の《歯と爪》デッキでも時折見かける《火の玉》です。多くの場合、確実に《火の玉》は20点以上のダメージで相手を焼き尽くすことでしょう。打消しが怖ければ、それまでに一度《精神隷属器》を相手に叩きつけてやればよいのです。
1枚投入の《先祖の院、翁神社》は、《歯と爪》デッキの《隔離するタイタン》対策ですが、期待するほどの効果はありません。しかし、伝説の土地である以上《歯と爪》の緑マナ妨害、また《死者の嘆き、崩老卑》対策を少々と、《森》よりは強力であると考え、採用してあります。
サイドボードについては、《歯と爪》デッキのウルザトロン対策にそのまま影響される恐れがあるため、《卑下》《刈り取りと種まき》《世界のるつぼ》を中心に、土地破壊関係を主に意識した構成をとっています。相性的にはやはり《死の雲》デッキ、また手札破壊などが厳しいです。
親和対策が《ヴィリジアンのシャーマン》しかありませんが、《酸化》だと基本的な《時間ふるい》の動きに支障をきたす可能性があるため、採用を見送りました。《時間ふるい》でロックすれば勝てるはずなので、《忘却石》と《ヴィリジアンのシャーマン》、また序盤防御の《桜族の長老》などで努力します。構成によっては《卑下》の投入も検討します。
《猛火》については《頭蓋の摘出》及び手札破壊対策に《火の玉》に変わる勝ち手段として投入されています。《火の玉》の利点をあまり利用しないため、代わりとしては十分役に立ちます。
いかがだったでしょうか? 回してみると面白いデッキですので(自分だけ(笑))、機会があればお試しされてみてはいかがでしょうか?
※都道府県選手権に参加したデッキです。私的に見切りがついたため、今後改良の予定はありません。
お忙しい中ご覧下さり、有難うございましたm(__)m