砂の流れは止め処なく……
投稿者:あやめ 投稿日時:2004年11月10日 09:44
メインボード
砂の流れは止め処なく…… | G UrzaTron(Casual) | |||
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真鍮の都/City of Brass | 1 | (-1) | 真鍮の都/City of Brass | |
永遠の証人/Eternal Witness | (+3) | 3 | 永遠の証人/Eternal Witness | |
火の玉/Fireball | 1 | (-1) | 火の玉/Fireball | |
森/Forest | 4 | (+6) | 10 | 森/Forest |
踏み吠えインドリク/Indrik Stomphowler | (+2) | 2 | 踏み吠えインドリク/Indrik Stomphowler | |
島/Island | 2 | (-2) | 島/Island | |
鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker | (+1) | 1 | 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker | |
木霊の手の内/Kodama's Reach | (+2) | 2 | 木霊の手の内/Kodama's Reach | |
精神隷属器/Mindslaver | 3 | (-1) | 2 | 精神隷属器/Mindslaver |
ミラディンの核/Mirrodin's Core | 2 | (-2) | ミラディンの核/Mirrodin's Core | |
忘却石/Oblivion Stone | 3 | (-1) | 2 | 忘却石/Oblivion Stone |
先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers | 1 | 1 | 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers | |
刈り取りと種まき/Reap and Sow | (+4) | 4 | 刈り取りと種まき/Reap and Sow | |
桜族の長老/Sakura-Tribe Elder | 4 | 4 | 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder | |
洞察力/Second Sight | 2 | (-2) | 洞察力/Second Sight | |
師範の占い独楽/Sensei's Divining Top | 4 | 4 | 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top | |
空の軽騎兵/Sky Hussar | (+1) | 1 | 空の軽騎兵/Sky Hussar | |
真面目な身代わり/Solemn Simulacrum | 4 | (-1) | 3 | 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum |
威圧の杖/Staff of Domination | 3 | (-3) | 威圧の杖/Staff of Domination | |
隔離するタイタン/Sundering Titan | (+1) | 1 | 隔離するタイタン/Sundering Titan | |
森の占術/Sylvan Scrying | 4 | 4 | 森の占術/Sylvan Scrying | |
知識の渇望/Thirst for Knowledge | 4 | (-4) | 知識の渇望/Thirst for Knowledge | |
時間ふるい/Timesifter | 3 | (-3) | 時間ふるい/Timesifter | |
歯と爪/Tooth and Nail | (+4) | 4 | 歯と爪/Tooth and Nail | |
ウルザの鉱山/Urza's Mine | 4 | 4 | ウルザの鉱山/Urza's Mine | |
ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant | 4 | 4 | ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant | |
ウルザの塔/Urza's Tower | 4 | 4 | ウルザの塔/Urza's Tower | |
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman | 3 | (-3) | ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman |
サイドボード
砂の流れは止め処なく…… | G UrzaTron(Casual) | |||
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猛火/Blaze | 1 | (-1) | 猛火/Blaze | |
すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All | 1 | (-1) | すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All | |
袖の下/Bribery | 2 | (-2) | 袖の下/Bribery | |
卑下/Condescend | 3 | (-3) | 卑下/Condescend | |
世界のるつぼ/Crucible of Worlds | 2 | (-2) | 世界のるつぼ/Crucible of Worlds | |
精神隷属器/Mindslaver | 1 | (-1) | 精神隷属器/Mindslaver | |
刈り取りと種まき/Reap and Sow | 4 | (-4) | 刈り取りと種まき/Reap and Sow | |
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman | 1 | (-1) | ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman |
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デッキの動きの説明をさせて頂きます。
基本コンセプトは、神河物語参入後新たに追加されたドロー手段《師範の占い独楽》を活用し、《時間ふるい》で相手のターンを奪い尽くす、というものです。念のためにと《洞察力》も採用しております。デッキのタイプとしては、コンボデッキと考えて頂いてもほぼ差し支えないと思います。
通常の《歯と爪》デッキと同様に、ウルザ地形を揃えるための《森の占術》《刈り取りと種まき》、加えて《知識の渇望》などのドロー手段も搭載されています。
《時間ふるい》は、うまくいけば半永久的に相手のターンは訪れない、と必勝パターンにハマるわけですが、世の中そうはうまくいきません。
《桜族の長老》《森の占術》など、デッキをシャッフルする手段は多数搭載されているものの、やはりどうしようもないときは訪れます。《師範の占い独楽》で3枚めくろうとも、それらは全て土地ばかり……。あるいは、相手のめくったカードには《ダークスティールの巨像》(11マナ)の巨大な風体が描かれているかもしれません。《時間ふるい》は必ずしも自分の追加ターンばかりを与えてはくれないのです。下手をすれば、こちらのターンがやってこないことさえあり得るのです。
しかし、デッキ内に《時間ふるい》を破壊してしまうようなカードは《忘却石》をおいて他にありません。それを展開してしまったが最後、対戦相手がそれに脅威を感じない限りは破壊もされず、半永久的に場に居座り続けます。運が悪ければ、《時間ふるい》の恩恵は常に相手のものになってしまうかもしれないのです。
では、どうするか。もちろん考えがあります。
そのときのために《精神隷属器》が投入されているのです。《精神隷属器》が《時間ふるい》によって現れれば、6マナとほぼ確実にこちらの追加ターンを約束してくれます。また万が一にもこちらが《時間ふるい》によって追加ターンを得られなくとも、一度までなら《精神隷属器》が相手のターンを奪い、その失敗をなかったこと以上の恩恵に変えてくれるのです。
こうして相手のターンはなくなり、あとは煮るなり焼くなりこちらの自由です。
肝心の勝ち手段ですが、永遠にターンが回ってこないのなら、こちらが負けるはずもありません。勝ち手段など《真面目な身代わり》《桜族の長老》が攻撃を続ければ良いだけの話なのです。
しかし、危機というものは訪れます。
《時間ふるい》はライブラリのトップをゲームから取り除きます。序盤の猛攻を防ぐため《桜族の長老》をチャンプブロッカーにと変え、ターンを維持する目的で、4マナとそれなりのマナコストを持つ《真面目な身代わり》を《時間ふるい》で利用してしまい、と次々にクリーチャーを失ってしまえば、相手のライフが尽きる前にこちらのライブラリが枯渇してしまうかもしれません。せっかく完全勝利のパターンに誘い込んだのですから、これはうまくありません。
全てのドローは《師範の占い独楽》で確認されています。《時間ふるい》が場にあり、こちらの必勝パターンに持ち込むにはそれが前提なのですから。それなら勝ち手段はたった1枚でも問題ありません。3枚めくった中にたった1枚、ゲームを終わらせるカードがあれば勝利できるのです。とのことで採用されたのが、巷の《歯と爪》デッキでも時折見かける《火の玉》です。多くの場合、確実に《火の玉》は20点以上のダメージで相手を焼き尽くすことでしょう。打消しが怖ければ、それまでに一度《精神隷属器》を相手に叩きつけてやればよいのです。
1枚投入の《先祖の院、翁神社》は、《歯と爪》デッキの《隔離するタイタン》対策ですが、期待するほどの効果はありません。しかし、伝説の土地である以上《歯と爪》の緑マナ妨害、また《死者の嘆き、崩老卑》対策を少々と、《森》よりは強力であると考え、採用してあります。
サイドボードについては、《歯と爪》デッキのウルザトロン対策にそのまま影響される恐れがあるため、《卑下》《刈り取りと種まき》《世界のるつぼ》を中心に、土地破壊関係を主に意識した構成をとっています。相性的にはやはり《死の雲》デッキ、また手札破壊などが厳しいです。
親和対策が《ヴィリジアンのシャーマン》しかありませんが、《酸化》だと基本的な《時間ふるい》の動きに支障をきたす可能性があるため、採用を見送りました。《時間ふるい》でロックすれば勝てるはずなので、《忘却石》と《ヴィリジアンのシャーマン》、また序盤防御の《桜族の長老》などで努力します。構成によっては《卑下》の投入も検討します。
《猛火》については《頭蓋の摘出》及び手札破壊対策に《火の玉》に変わる勝ち手段として投入されています。《火の玉》の利点をあまり利用しないため、代わりとしては十分役に立ちます。
いかがだったでしょうか? 回してみると面白いデッキですので(自分だけ(笑))、機会があればお試しされてみてはいかがでしょうか?
※都道府県選手権に参加したデッキです。私的に見切りがついたため、今後改良の予定はありません。
お忙しい中ご覧下さり、有難うございましたm(__)m