コモン4CG(Extended)

投稿者:はるぅらら 投稿日時:2005年02月15日 20:22
作者:鳥居野親方
コモン単で4色の低速コントロールデッキ。

[デッキ概要]
大量の土地チュータ付クリーチャで各色の土地をかき集め並べつつデッキを圧縮し、
墓地にクリーチャを溜めつつ各種187効果をリアニメートスペルで使いまわして
アドバンテージを広げ、最終的に187クリーチャを並べて殴り勝つ低速コントロールデッキ。
ほとんどのカードで何らかのカードアドバンテージが発生しますので序盤3?4回の
相打ちが取れれば速攻デッキにとっては絶望的なアドバンテージ差になっているはず。
あとはライフ回復しつつリアニメートスペルとたかり屋で墓地を操作し、
アドバンテージをさらに広げて相手を時間をかけてなぶり殺します。
コモン単としては規格外の複雑なギミックと柔軟な動きをご堪能あれ。

[エンジンとシステムに関するメモ]
「コモンで多色なんて事故の元」、とか、
「コモンで低速デッキなんて勝てるわけねえよ」、とか、
「ライフゲインの入ってるデッキはギョミ」、とか、
「2?3枚挿し満載のデッキは初心者デッキ」、
とか言われますが、このデッキは全部満たしてますw
でもこのデッキ、見た目以上に強いです。
強い理由は2系統の教示者システムとおまけ付生物が稼ぎ出すアドバンテージの賜物。
以下簡単な解説。

・1.ランドサーチ、---土地の教示者---
マナ要求量が高いデッキですので土地サーチ系生物が大量採用されています。
これらを墓地からリサイクルすることでライブラリの土地を搾り出し、中盤以降の
大量のマナ要求を支え、同時にデッキを圧縮してドローの良質化を計ります。

・2.墓地は手札。---生物の教示者---
通常のデッキにおいて墓地は「死にリソース」ですが、このデッキでは墓地をエンジンの
中核に据えて、クリーチャが死ぬことをアドバンテージとして利用します。
墓地操作呪文は、青のドロー呪文と違って墓地に複数のカードがあれば
そのうちで最良の選択にアクセスできるという"教示者"のような性格があります。
このデッキでは「墓地に行くことが得意」な様々な種類のクリーチャを採用し
墓地待機させることで"第二の手札"として機能させています。

・3.おまけつき。---相打ち上等、エコーコストは踏み倒し---
ほとんどのクリーチャは戦闘と関係のない機能を併せ持っています。
このため直接戦闘で1:1の相打ちが取れれば機能分のアドバンテージになり、
2:1の相打ちでも実質アドバンテージを失っていない為、時間が経つと
アドバンテージの差は歴然としてきます。

・4.ブラウズディガーエンジン。---死にカードを作らない---
古典的デッキから借りてきたエンジンですが、このデッキでは、リアニメート呪文で
回収できないソーサリーやインスタントを戦場のたかり屋がライブラリに戻し、
土地サーチのタイミングでシャッフルすることで同等の機能を実現しています。

・5.ライフゲイン。---赤いデッキを攻撃的に機能不良に陥れる方法---
ライフゲイン呪文は一般に大抵のものがゴミです。しかし、一度に得る量が8?10点
を超えると話は別。ライフ20点を削ること以外計算にないデッキにとっては致命的な
出遅れにつながります。
ランドブーストの多いこのデッキで気楽な休止は4マナで6?20点という
回復量をもたらします。異常です。

[その他]
・たかり屋は遅いデッキ用生物なので早くするなら桜と嫌悪者を追加。
・メタが速い環境なら正義x3+布告x4が良い。
 (このデッキは相手も嫌悪者を使っていることを前提にしている。)
・同系は腐肉クワガタの出し合い。
・現状の問題:
 1)桜が泣きたくなるほど弱い。
 2)除去が確定していない。現在マナカーブの都合布告3x+終止x2+正義x2。

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